そんなわけで敗戦です。今作で1番衝撃を受けたイベントがこれかも知れない。
ちなみに1番驚いたのはマーティン敗戦イベントでした。
声が高めだからさぞや受け映えするんだろうなぁと楽しみにしてたら、そんなワクワクが一瞬にして吹っ飛びましたね。相手も然る事ながら……その…プレイがさ……
ある意味1番ヘキが強かったかも知れないよね。ちょっぴり「ごめんな……」って気持ちになっちゃった……
たぶん君がとばっちりMVPだよ……
猊下に対しては最初から生け捕りを目的としていたので、戦闘終了から拉致までが大変鮮やか。
ごろつき英雄共の訴えに全然耳を貸しません。というか自分と同じくらいの身長の男を担いで移動できるカーティス様の腕力とは一体……
モノローグから一直線に私室へ連れ込まれててニッコリしましたね~
しかも側近以外にバレないようにしたんでしょ?薬盛られて動けない猊下を全裸で寝かせて……ふぅ~~~~~~ん?
このイベントの1番のミソは、猊下がまだカーティスを政敵と認識してることだと思うんです。
つまりカーティスの理想とする政の実現に邪魔な存在で、憎まれるべき相手……やだもうすれ違ってる。
猊下のこのズレた感覚って何なんでしょうね?自分がどれだけ欲の対象にされてるか、考えたこともないの?ねえ、ご自分の顔のよさわかってる???
絶対アレじゃん。「なんか自分、顔いいらしいよ?」って感覚でしょ。
ジュドーのときにも思ったんだけど、明確な性接触にならないとソッチ方向の予想ができないの、ちょっと危機意識が薄くない?
元々自虐気味だったけど、本当に自分の評価低過ぎる。
他人の私室に全裸で寝かされるって、十中八九そういう意味じゃん。
カーティスくんも「敗者を犯す趣味はない」なんてかっこ付けてる場合じゃないのよ。ワイステルラにはバレまくってんのよ。
それにしてもこのカーティス様、たいへん落ち着いていらっしゃいますね~
やっと欲しいものが手に入ったからでしょうね。だって猊下見てると落ち着……いや、興奮するわ。
ジブくんとイヴェリンちゃんの扱いからも、猊下への気遣いが見て取れる~~~~
ほんとだよ、今までそんな温情どこにも出さなかったのに、猊下周りだけはこの甘さ!!!!
お父様はこれからお母様になるよ……(???)
カーティス様の価値観が極端で本当にすき……大切なものを傍に置く手段が、物理的に逃げられなくするってところがめちゃくちゃ物騒……猊下そんなことしなくても誠意と信頼を愛情を示せばちゃんと繋がってくれる人なのに、そういう精神的な距離感を全く信用してない……
眷属化によって意識を変えたってカーティスが本当に望む猊下は手に入らないのに、自分を求めるエドモンドが欲しいがためにめちゃくちゃ間違ったことしてるの……
ハァ~~~~~~~~~~~~ッッッ誤解と誤認ッッッッッ!!!!!!!!!!
ああああ~~~~~~~ついに始まってしまった……
激痛に悶え苦しむ猊下を愛おしげに撫でるカーティス様の狂気よ……さぞ嬉しかろう……
この後2つの選択を迫られるんですが、どっち選んでも凄まじい妄執が感じられて最高なんですよね~~~あ~~~~~~~悲劇悲劇!!!!!!(狂喜乱舞)
このときのジュドー様の勝ち逃げ感といったら……ッ!!!!!!
だからカーティスはずっと待っていたんですよ…!猊下が手を伸ばしてくれるのを。
ああ…………(感嘆)
なんて神聖なシーンなんだ……
互いの意識が通じ合った瞬間ですよ。このねっとりしたキス、今までの喘ぎ声で1番とろとろ。さては口の中が感じるタイプでしょ。
本来性感帯たりえない場所が気持ちよくなれるってことは、感じやすい体質ってことでおけ?
元々性に淡泊というか、疎いところがあるから、想像だけでも興奮しちゃいそう。脳イキの素質あるぞ……!!!
え~~~~~~~ん!清廉潔白で愚直で神聖な教皇猊下の法衣の下には性に敏感な白い肢体が隠れてる~~~~~~~~~~~~!!!
それが、よりによって政敵の目の前で暴かれちゃった~~~~~~~~~~~!!
しかも無意識に正直なんだよ~~~~~~~つい腰揺らして擦りつけちゃうところとか、意思が弱すぎ~~~~~~~~~~!!!!
カーティス様も意地悪ですよね~~~~~~!!
猊下の意思が弱いのをいいことにず~~~~っと焦らしてくるの!!!
さすが、百戦錬磨の男!!!!!!
やることがえげつない!!!!!!
馬並みのご本尊に怯える猊下が大変ウブでいいですね~~~~~~大人の腕ほどのブツを突っ込む訳だからビビって当然なんですが。
というか、カーティス様のブツが馬並みということは、それを挿入された猊下のお尻が大変なことになるのでは……?ぽっかり塞がらなくなっちゃう……
いくら猊下が非処女とはいe……いや処女だわ(何度も猊下受けシーンを見まくった弊害)
ハジメテの人にノトブルガ様♂を突っ込むんですか!?!??!?!?!?
頼むからめちゃくちゃ慣らしてくれ……ゆっくり…丁寧に…………
とか祈るまでもなく、予想の5000兆倍とろっとろにしてくれてて安心した……ツラそうな顔してるとすぐキスしてくれる……さてはカーティスくんもキス好きだな?
こんだけ的確に性感帯突いてくれたら、流石の猊下も求めちゃうよね~~~~~ただ脚を広げただけで物凄く堕ちた感じがして興奮する。
というかカーティス様の囁きが一々近くて変な気分だ……えっ猊下ずっとこんなの聞きながら中弄られてたの???気がおかしくならない???
そりゃ何十回とイっちゃうのもしょうがないよ……
感じまくって会話できなくなって……かわいいねぇ……突然の父親発言で羞恥心を取り戻させようとしたカーティス様の思惑なんかそっちのけだよ。
このイベント、濡れ場のねちっこさが作中随一なんですが、それはつまりカーティス様の執着具合を示してると思うのは深読みのし過ぎでしょうか。
ここに至るまでに何度もカーティス様のセリフを聞いてきた訳だけど、なんか、すごいゆっくりなんだもん。囲い込みます宣言もしてるしさぁ。
そうやって独占欲をぶつけられまくった猊下は、快感に翻弄されてそれどころじゃないし。
この温度差が2人の救われなさを表現していて切ないのよ……
多分ね、どの妻よりも丁寧に扱ってると思う。
ノトブルガ様♂を頑張って受け入れようとする猊下もとっても健気でよいですね~~~
でも基本は臆病だからすぐ無理って言っちゃう。真っ白なブルベ肌の色づきがさ、快感と苦痛の両方を感じるよね。だってカーティスくんのノトブルガ様♂だもん。お腹いっぱいで苦しいよね。
それにしても中の人の濁点喘ぎ、めちゃくちゃ上手いな……
前作でも眷属化の描写はあったんですが、その過程の描写はなかった気がします。
主の精だけを求める存在って具体的にどんな風になるんだろ?って疑問があったので、猊下の大胆な反応を見て大体察しました。これはつまり悪魔の本能で両思いになる……って、コト……?
とにかく甘いんですよ……!長年募らせてきた想いが成就したというか、擦れ違っていた心がついに通うというか、それくらいの尊さがこのシーンにはあるんですよ…!
だってノトブルガ様♂ですよ!?絶対に痛いし苦しいじゃん。
確かに苦しくはあったでしょう。上手く息が吐けなくて声が濁ってたし、めちゃくちゃ音を上げて「これ以上無理」って言ってたし。
それでも結腸を抜いちゃうノトブルガ様♂……容赦がなくて大変よいですねぇ……ニチャァ…
目のまでで自分を蹂躙する男は間違いなく征服者なのに、苦しみから逃れたいのと快感を追い続けたいのとで求めざるを得ない……嗚呼なんて地獄の無限ループ……
その綺麗な構築が、より2人だけ世界観を演出していて最高の敗戦シーンでした……
で、問題はここからなんですよ。
まさかあの仕事人間のカーティス様が、手に入れた王座を蔑ろにしてるだとォ!??!??!?
王座どころか、領主の仕事すら放棄してるやんけ……百戦錬磨♂の男が1人の正妻♂に傾倒してるってマジか……
いやその展開自体はよくある話だし、たぶんマニア向けの歴史書とか読めばその類いの話ってわんさか出てくるはずなのよ。それでも、なぁ……相手がなぁ……悪過ぎるのよなぁ……
性別は不問とします。だってこれはBLゲームなのだから。
今作は歴史群像劇的なお話としての完成度がかなり高かったから忘れがちなんだけど、これ、BLゲームなんだよな。
問題は年齢と社会的立場ですよ。
神と見紛う奇跡のご尊顔をお持ちですが、彼は26歳なんですよ。しかも妻と死に別れた子持ちの寡夫で、聖七福音教会の教皇でありアーデン島の実質的指導者……手を出そうと考える方がどうかしてない?
しかもこのカーティス・ノトブルガ・グレイという男は、自分が領主になったら寄付金を増額して聖爵になってるんですよ。その地位が、猊下がセラフィナとの婚約を蹴った後もなお続いている。
普通、自分の家が権力の中枢に立てる機会を反故にされると、条約を切ったり、寄付金を減額したりするもんだと思うんですが、聖爵を名乗り続けてるので多分してないでしょうね。
だから猊下も「なんで?」と思いながらも、婚約破棄の後ろめたさから極力顔を合せるのを避けていた。
セラフィナとの破談はカーティスにとっても度しがたいものだったと、後のイベントでわかるようになってます。あまりにも過激だから猊下の聖人君子ぶりが輝きましたね!
そうは言っても大貴族の当主。アリシアとの婚儀にも出席しただろうし、イヴェリン誕生にもグレイ家として何かしらお祝いしてるでしょう。
それでもカーティスは、諦めるどころか、ますます執着を強くしていったんですよ。個人的に政敵と友人って同居するものだと思ってるんだけど、多分カーティスにとってエドモンドの友人となる選択肢は最初からなかったんじゃないかな。
執着が妄執と名前を変えて暴走した結果、波乱に満ちた猊下の人生により大きな波を立ててしまった。
そうやって深く傷つけてでも、カーティスは猊下を欲していた。
ある意味で彼が1番、エドモンド個人を見ていたように思います。それがめちゃくちゃ皮肉なんだよ……
つまり身も蓋もない言い方をすると、カーティスは同担拒否レベルのエドモンドガチ勢だった訳で!!
だから眷属化させて身も心も手に入れることに成功したけど、それが却って自分の精神の均衡を崩してしまった。
カーティスのしてることって、どう文脈を読んでも依存なんですよ。それが何に起因するものか、名言されていない以上わかりませんが。
個人的な見解ですけど、懺悔とか贖罪とかの意味合いが強い気がするんですよねぇ。その、眷属猊下への尽くしっぷりがさ、本当に献身的なんですよ……
なんで暗殺の危険を冒してまで中央の料理を振る舞うとか、暗殺の危険を冒してまで中庭で仲睦まじく散歩とかしてるの……それ晩年夫婦の介護風景なのよ。
眷属猊下ってどんな服着てたんだろう……専属の仕立屋によるフルオーダーメイドだったんだろうなぁ。西部の伝統衣装と、中部の伝統衣装の2種類用意してもらってたの。
夜着はドレープたっぷりのワンピース調でさ……昼も夜も露出少なめの服だといいなぁ。
だってカーティスくん、眷属猊下にベッタリだったんでしょ?独占欲強そうだから、際どい服着せて「俺のもの」アピールしなさそうなんだよね。まぁ、露出は少なければ少ないほどいやらしくていいんですが(性癖の話です)
とはいえようやく正妻を手に入れられてヨカッタネ!となったのも束の間……
このまま王の道を進むのかと思いきや一切の政をしなくなってしまったのには、流石の側近も予想だにしなかったでしょう。内部分裂して派閥争いに発展するのも当然だよ。
文脈的に恐らく奥さん達は巻き込まれた側っぽいんだけど、まさか自分らが内乱の道具にされるとは思いもしなかっただろうなぁ。人生急転落とはまさにこのことよ。
何人もの側近が主人に請願するけれど全く聞き入れてくれる気配はなし。
それどころか、1番古株だと思われてた彼が投獄されるなんてさぁ……あの人、カーティスが幼少の頃から親代わりな感じで仕えてたでしょ?眷属猊下に盲目になってなかったら絶対やらなかったじゃん。癇癪レベルのクソ命令だよ。めちゃくちゃ判断力がなくなってる……
この辺の豹変振りが、依存状態の恐ろしさを表現してて最高なんですよね……(最低)
精神の均衡を自分以外の他人で取ろうとするから、外圧ですぐ揺らいで衝動的な行動に走っちゃうんですよ。まさにそれ。
眷属猊下は何もしらないでしょうね。ご主人様と目合えれば、後はどうでもいいんだから。
そういう存在にしたのが他ならぬカーティスなので……やっぱり望んでた結末との違いに絶望したんじゃないかなって思います。
だってカーティスが求めていたのって、自分に従わないけど敵じゃない、思い通りにならない猊下なんですよ。気紛れのように齎される優しさに戸惑いつつも支えられながら、悪逆の王と恐れられる覇道を進んできた。だって20年前の君は、自分に手を引かれるだけのか弱い存在だったから……
幼少の頃の思い出に固執してるということは、カーティスの精神が当時のまま止まってしまったということ。どんな目に遭っても立ち上がって前を向こうとする猊下の成長は、受け入れ難かったんだろうなって思います。
そこまで拗れていたら、眷属化した猊下の様子に「こんなはずじゃなかった!」と内心で叫んだことでしょう。
ついでに自分の気持ちもよくわからないから、ぐちゃぐちゃな感情の遣り場に困って、苦しんで、目を逸らして……最後は現実を受け入れることをやめたんでしょうね。
あ~~~~~~~~~~~~側近Aの言葉に耳を貸せなくなった時点で破滅は約束されてしまったのよ……側近Bもあんなに2人のことを考えてくれてたのに、何もかも諦めた感じがさぁ……聞いてくれない訴えをしに行くことがどれだけツラいか……
カーティスもカーティスで、このままではよくないって頭ではわかってるんですよ。だから最後の請願で迷っちゃったんだもんね……
でも部屋の奥では羽を切られた鳥が待ってるんですよ……
求愛するような甘ったるい声で鳴きながら……
人間の頃では絶対聞くことのなかったそれに、色んな意味で衝撃を受けました。絶望と劣情が同時に押し寄せて、私の情緒はめちゃくちゃだよ……
お陰でこないだのwebオンリーでは10000文字超えの作文をしてしまった……1週間そこそこで書き上げた当時のパッションis何?
ただでさえあのエンド自体が地獄の煮凝りみたいなものなのにマシマシトッピングしてしまった……チーズじゃないんだからさぁ……多けりゃいいって思ってない?私???