日: 2023年6月1日

過去の私、めっちゃ格好エエこと言ってるやんけ…

2022年8月6日に上げた自分のブログを読み返した感想です。
「なに書いてたっけ?」と気になった方はリンクよりどうぞ~

突然の衝動も、三日引き摺れば多分マジ

当時の決意では年度内と書いたのですが、なんやかんや忙しかったり心のコンディションが万全じゃなかったりして引き延ばした結果、転活再開したのは5月に入ってからでした。

もう一度がんばるために背中を押してくれたのは、一緒に心理学を学んでいる仲間です。
彼女的には「えっ? 何もしてないけど?」となるかもですが、あのとき私が意を決して「転職先を探している」と相談した後に連絡先を交換してくれたのがめちゃくちゃ励みになりました。

そして彼女自身も次の職場探しで大変なはずなのに「あれから見つかりましたか?」と声をかけてくださり、ハッと我に返ったんです。

このまま好きなことして逃げるばかりじゃダメだって。

お陰で次のステップに進むことができました。
まだ書類選考が通っただけなので気は抜けませんが、すぐに打ちのめされて数ヶ月腐ってたあの頃よりうんと進歩してます💪

とにかく面接の日程が決まるまで、履歴書準備したり、面接用の洋服を探したりして備えます!

うおぉぉ! がんばるぞーーーー💗🔥

 

そういえばふと「新刊の裏話ってしてないなぁ」と思ったので、します。
例に漏れずめちゃくちゃネタバレあるんで、折り畳んでおきますね。

「Dekadenz und Verblen」執筆秘話
タイトルはドイツ語で「退廃と妄執」という意味です。
機械翻訳なので、もしかしたら細かいニュアンスは違うかも知れない。
特に「妄執」に類似した単語は3つもあり、どれが意図する意味に1番近くなるのか、かなり悩みました。
この辺は本場の方の目に入らないことをただただ願うばかりです…

話のコンセプトは、前々からずっと言っていたように「163話から派生して猪爪に無体ックスされてくれ!」の気持ちただ1点です。
ただそれだけでは味気ないし、本も薄くなってボリュームがなぁ…と悩み「じゃあ無体ックスからのスケベ体位集にしてみてはどうか」となり、プロットを切りました。

しかしここで問題が。

大枠はそれで決まったものの、肝心の体位にコレといったのが思い付かない。
何かそういうのを集めたサイトで調べてみても、いまいちピンとこない。

更には、濡れ場毎に「そこへ至るまでの理由付け」がめちゃくちゃ大変で心が折れる!!(実際に折れました)

当方、男性向け的なエロシチュが大変好きなのですが、自分が書くとなるとそのシチュをさせるにも「必然性」を求めるところがありまして…
それがないと全く書けないんですよ。
いっぱいエロ書きたいのにね。
導入がやけに長いのはきっとそのせい。

そんな感じで去年からプロットも出来ていたはずが、本文に取りかかれたのは年が明けてからでした……面目ない…

足掻けども、体位の理由付けはできず……
むしろ無体の数を減らす理由ばかりが出てくる始末……

そんなにスケベしたくないのかそうなのかと、泣きながら2度に絞る決断を下しました。
3月のことでした。

で、なんで猪爪に無体を働いてほしいと思ったのか。
冒頭の汚い叫び以外にも理由があるんです。

猪爪の存在ってちょっと妙じゃないです?
彼の存在を仄めかす描写が、162話まで全くなかったんですよ?
なのに、彼は丸藤亮のことを知っていて、亮がサイバー流の後継者であることも知っている。

まあデュエリストなら、ヘルカイザーの本名が丸藤亮だって知っててもおかしくないですが、サイバー流の後継者と結びついてるのはどうも違和感があるんです。
だって親友の吹雪にすら明かしてこなかったんですよ?
見ず知らずの一般デュエリストが知ってますかね??

文●砲的なやつに晒された可能性も考えたんですが……別にスキャンダルじゃないしなぁ。

もうひとつ違和感なのは、猪爪の存在を誰も知らなかったこと。
鮫島校長すら「なにやつ!」と163話冒頭で尋ねるあたり、この猪爪誠という男は恐らくプロですらないデュエリストだということになります。

個人的に知らない可能性もあるんですが、そもそも海馬コーポレーションの擁する学園の校長で、かつプロとのパイプを持ってそうな時点でそれは捨てました。

そんな素性の知れない一般デュエリスト猪爪誠……
彼の正体は、丸藤亮にネトストするアンチなんじゃないか……
そんなことを考えたわけです。

個人的にアンチの深刻度はファンとして入れ込んだ度合い、あるいは対象を非人間化させた度合いに比例すると考えています。
ちなみに「対象の非人間化」とは「アイドルはうんこもおならもしない」みたいな、相手を必要以上に美化する思想のことです。

猪爪の場合、デュエルの表舞台に立つサイバー流と歴史の闇に葬られたサイコ流という対比構造から並々ならぬコンプレックスを抱くようになり、その羨望の対象に亮を置いたのがすべての始まりでした。

高嶺の花なんですよ、どう考えても。
手を伸ばそうとしても、向こうは自分を認知してないから伸ばしようがない。
接点に恵まれなかったんです。
だから活躍する亮の姿を、ずっと物陰から指を銜えて眺めるしかできなかった。

彼の悲願は「サイコ流をデュエル史の表舞台に返り咲く」こと。
怒りや憎悪から成り立つ願いって瞬間火力は凄まじいけど、それを何年も持ち続けたらどうなるでしょうか。
腐るか、焼け爛れるかのどちらかになってしまいます。
それだけ負の感情で行動を起こすって危ういんです。

いつしか彼はその悲願が歪んでしまったことに気付かないまま、プロの舞台で戦い続ける亮の姿を眺め続け、そして高嶺の花から最も縁遠い噂を耳にしてしまうのです。

当方のお家芸――「枕営業疑惑」ですね!!!

本文読まれた方はおわかりかと思いますが、事実です!!!!!!

こういう拗れたアンチの行動力ってほんと怖いんですよね。
アイドルをストーカーするニュースとか見てるとマジで思う。
こっちはファンのことなんて知らないのに、向こうはめちゃくちゃ知ってるから恐怖だよ……

そんな感じで遂に島へ乗り込んでしまう猪爪くん……アニメでも病に苦しむ亮を前にデュエルさせようとしてたから、ほよど周りが見えてないとみえる。
お陰で作中でもかなりすんなりと無体を働かせられて楽しかったです。

肝心の濡れ場ですが、睡眠姦みたいなシーンがあるので攻めしか喘がせることができず、いつもより多めに効果音を挟めばエロくなるかなぁと試行錯誤しました。
あと思考と行動の不一致をあんな感じで表現したり。

通販受付中にちょっとだけ話した「腹上死しそう」と好評(?)いただいた2度目の濡れ場ですがどうでしたか?
痛そうな感じが伝わってると嬉しいですね😊

そして同時並行で進んでいた十代と翔のくだりは、アニメ軸に戻すための修正力になります。
ifストーリーとして銘打った今作ですが、行き着く先は多分どっちも変わんないだろうということで、3日後に再戦されるというオチで終わりました。

あとは単純に私が丸藤兄弟の幸せを願っているので、翔の葛藤を何となく匂わせてみたり。
特に膨らませる予定はありませんが。
まあ、ちょっと広めの余白と思っていただければと思います。
そいういうのないとね、面白味がなくなっちゃうからね。

最後に目次のデザインについて「急いでた割りにはイイカンジなのでは?」とめちゃくちゃ自画自賛しましたが、やっぱりもうちょっと精進が必要だと思いました!!!
オシャレってなんだろうね……😭

こんな感じでバタバタの原稿期間でしたが、たくさんの人に手に取っていただきありがとうございました!
在庫はまだあるので、未読の方はぜひ読んでいただけると嬉しいです!
タイトルの箔押しがめっっっっっちゃオシャレなんだぜ!!!!!

そして読了後は、ぜひ感想や「読んだよー!」の報告をいただけると飛び上がって喜びます。
当サイトのメッセージフォームwavebox感想フォーム、どこからでもお待ちしてます✨

wavebox 読んだよフォーム

 

最後に以下より👏お返事です!
いつもメッセージありがとうございます💕

5/23「応援しています!」の方
前回のブログにいただきありがとうございます!
なんか取り留めもない話になっちゃってアレですが、メンタルって自分で思ってる以上に繊細でヘタりやすいから、専門の人に相談してケアしようねってことを言いたかったんです。
自分も色んなことに夢中になってすぐ忘れちゃうんで、気を付けていきたいですね。
5/23 匿名希望 さん
「初夜(偽)」に👏いただきありがとうございます~~~!!
私の中の亮くんは、セックスに痛みはつきものという認識があって、ちゃんとやれば痛くないってのを知らないんですよ。
それを、初めてながらネットの力を借りて痛みなくやろうとした吹雪さんと擦れ違いしてほしいなぁ~~~という気持ちで書きました!
なまじ経験ある方が厄介という…ね!!!
そしてサイバーダークに孕まされるやつも読んでくださってありがとうございます😭✨
「夢オチなんだから何やってもいい」をモットーにヘキを暴走させました…😊
というか、最後の自分の腹を鏡で見てへたり込んだシーン、妊娠線を明言せず表現しようとしたんですが……・気付きました?(ここで聞くな)
どちらもヘキ丸出しのエロ文ですが書いてて楽しかったです!
感想ありがとうございました~~~✨

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閲覧ありがとうございました!