月: 2024年2月

カウンセリングのハードルを下げたい

マジで下げたい。

先日、久し振りに個人カウンセリングを受けました。
相談内容としては、家族の突拍子もない言動にビビって精神年齢が退化しちゃったって話で、感情処理したらものの10分程度で終わっちゃいました。

相手の突拍子もない言動の正体は、心理ゲーム
酔っていたというのもあって混乱してたのと、後は私の行動だか態度だかが気に入らなかったんでしょう。
で、私は仕掛けられていることに気付かないまま乗ってしまい、幼少期の似た体験がフラッシュバックしちゃいました。

確かに怖かったけど、改めて当時を振り返るとそれなりにファインプレーもしたなぁとも思います。
反論するのが面倒だったので、お決まりの脅し文句は全部「で?」って聞き返していたらいつの間にか終わってました。
昔の自分では考えられない成長ぶりですよ。
やはり、ゲームはとっとと降りるに限りますね。

〝心理ゲーム〟ってなに?
〝交流分析(TA)〟を提唱した精神科医エリック・バーンが発見した不快なコミュニケーションの総称。
たくさんの種類があってそれぞれに名前も付いているが、どれも以下のような特徴がある。

  • 特定の相手と会話が噛み合わない
  • 似た切欠で意見がぶつかる
  • 会話の始まりが突拍子もない
  • 遣り取りが終わっても心に不快感が残る

中でも心に不快感が残るのがポイント。これはどの心理ゲームにも当て嵌まる。
ゲームを仕掛けてしまう理由は様々だが、ざっくり要約すると、仕掛けた側にとって何らかの心理的報酬を得るため。
ゲームのターゲットにされやすい人は、その人と近しい間柄(友人、家族、パートナーなど)であること話を切り上げられない人であることの2点が挙げられる。
「あ、これはもしやゲームでは?」と思ったら、とにかく乗らない
うっかり乗ってしまっても、気付いた時点ですぐに降りる(会話の流れとか気にしない)

心理ゲームをよく仕掛ける人は、ストレスを抱え込みやすい・ストレスの発散が難しいことが多い。
無意識の内についつい自分もやってしまいがちなので、気付いた時点ですぐにやめるのを心がけるとOK。

相手がゲームを仕掛けてたことに気付いたら、物凄く心が軽くなりました。
だってそもそも建設的なコミュニケーションですらなかったんだもの。
相手は酔っ払ってたし、やはりまともに取り合わなくて正解でした。

あとはフラッシュバックした恐怖体験を受け入れて吐き出せば……数日越しに心を実年齢に戻すことができました。
昔はもっと時間がかかっただろうにね、短い時間でしたが改めて自分の変化に感動です。

カウンセリングのハードルを下げたい

そしてタイトルの話になるんですが。
風邪を引いたら病院へ行くように、カウンセリングもそれくらい身近になったら最高だなって思うんです。

そもそもカウンセリングって、どんな人が行くんでしょう?

私は、それなりに重い精神疾患の人が行くものだと思っていました。

確かに通い始めは結構ヤバい状態のメンタルだったんですが、晴れて卒業した現在でも年に1・2回程度は通ってるんですよね。
その理由は、心のメンテナンスと、とっ散らかった脳内の整理。
中でも心のメンテナンスは、風邪を引いたらかかりつけの病院に行くような感覚でお世話になってます。

やっぱ人間なんで、物凄く落ち込むことが年に何度かあるんですよ。
寝れば忘れられるならOKですが、そうじゃないなら放置しない方がいい。
こういうのが蓄積して生きづらさやら鬱やらに発展するので、かかりつけ医ならぬかかりつけカウンセラーがいると、早めの対処ができるようになります。
それが結果的にメンタル不調の予防にも繋がり、鋼のHPが獲得できるんです💪

カウンセリングの種類、多杉問題

心理カウンセリングにはめちゃくちゃ種類があります。
しかも中には怪しさしかないものもあって、何がなんだかわからない!
わかる…私も近くのカウンセラー探したらワケワカランのがいっぱい出てきて、思わずスマホ伏せちゃった……

現職のカウンセラー曰く、カウンセリングは大別すると3つに分類できるそうです。

 1.傾聴型
 2.アドバイス型
 3.根本解決型

傾聴型は言わずもがな、話を聞くだけです。
スクールカウンセラーがこのタイプらしい(違ったらすみません…!)
「ただ聞くだけなら友達に愚痴るのと変わらないのでは?」と思いがちですが、実はちゃんとした訓練があるんです。
傾聴技法と呼ばれ、判断・評価・分析はもちろん、相手が話し終えるまでじっと耳を傾けないといけません。アドバイスもNG。
話す側としては、友人や家族にも言えない話をしっかり聞いてくれるので安心します。
ただ、それ以上の発展はありません。
自分の言葉を使って悩みを吐き出し、とっ散らかった脳内を整理するには持ってこいかな。

アドバイス型は、悩みを打ち明けたクライアントに対して助言をします。
心の専門家によるアドバイスなので、相談する側としては五里霧中から抜け出す近道を知れていいですね。
わからないことは専門家に聞くのがイチバン!
…ですがこれは、クライアントがカウンセラーに依存してしまう可能性があって大変危険。
またアドバイスはある意味クライアントを操作することでもあるので、個人的にこのタイプは、なるべく選ばない方がいいかなと思います。

根本解決型は、文字通り心が不調に陥った根本にフォーカスしたアプローチをすることです。
具体的にはきちんとした心理療法を行うこと。
いろんな種類・名前があるんですが、私が受けたのは再決断療法・ゲシュタルト療法が中心でした。
クライアントの主訴(悩み)から必要なワーク(セラピー)を見立て、それを行うことによって心を癒やしていきます。
このタイプでは傾聴ほどではありませんが、クライアントの話にしっかり耳を傾けます。
ただしアドバイスはしないため、自分の心の傷と向き合わなければならない辛さがあります。
ちなみに「わかっちゃいるけどやめられない悪癖」とか「ストレスでしんどい日が続く」とかがしっかり改善されるのはこのタイプです。

私は傾聴型と根本解決型を受けたことがあるのですが、よりよい効果を得られたのは後者でした。
ただそれは必ずしも根本解決型がいいという訳じゃなくて、悩みのタイプや心の状態などによっては傾聴型の方がよかったり、アドバイス型の方がよかったりします。

オンラインカウンセリングという新時代

あと最近ではカウンセリングも進化していて、オンライン(リモート)で受けられる所が増えてきました!

「この人のカウンセリングを受けたい!…でも遠いなぁ……」

距離問題って深刻ですよね。
私も毎年のスパコミに申し込むのに数ヶ月悩むもん。
ちょっとでも気になるカウンセラーさんを見つけたら、オンラインOKかどうか調べてみるor問い合わせてみるといいかと思います。

相談内容も、最初は些細な悩み事とか、嫌な思いをした話とか、何でもいいです。
話がまとまってなくてもいいし、何話したらいいかわからなくてもいい。
まずは通うのに慣れることを目指してほしい。

というか、不安とか恐怖とかあったろうにカウンセリングを受けようと思い立ったただけでもう凄い👏👏👏

そして話す内容も、最初は言いたくないことがたくさんあると思います。
「こんなこと言ったら何て思われるかな」とか
「変な人だと思われないように受け答えしなきゃ」とか
いろんなバイアスがかかるけど、カウンセリングを受ける上での鉄則は

言いたくないことは言わなくていいけど、嘘を吐かないこと!

カウンセリングはクライアント(相談者)が主体なので、ここで無理に尋ねることはしません。
話したくなったときに言えばいいんです。

で、実際いくらなの?

さて、気になるお値段ですが……5,000円~20,000円と物凄い開きがあるんです…!
昨今の値上げ情勢からもう少し高くなってるかも…?
当然高いところにはそれなりの理由がありますが……ぶっちゃけ高くても微妙なとこもある。
裏を返せば安くてもいいとこはあると思うので、自分に合ったカウンセラーさんを見つけてください。
比較する際は前述の3種類をひとつずつ受けてみるといいかも。

精神科・心療内科に通われてる方は、医療費控除を受けられる可能性があるので、一度担当医に相談してみてくださいね。

さいごに

凄くいい心のリフレッシュになるから、みんな軽率にカウンセリング行ってほしい……
カウンセリング初めてで何もわからん……という人はこんなマッチングサイトがあるから使ってみてくれ……

ちなみに今回の記事はこちらのコラムを参考にしました。

熱を込めすぎて失礼しました🙇
それでは、以下より👏お返事です!

1/25「面白かったです!」の方
前回の記事に反応ありがとうございました~!
目標を立てるというと「○○をするぞ!」とか「○○へ行きたい」とかのような具体的なゴールを設定することだと思ってたんですが、これはその先を見据えているんですよね。
叶った後の自分をしっかりイメージすることで、目標をぼかさない・ブレさせない。目から鱗が落ちました。
ある程度の準備と時間と場所が必要ですが、手順自体は割と簡単なのでよければ試してみてください!
あと友達と一緒にやると楽しかったです!

その他👏のみも励みになります💪
閲覧・反応、ありがとうございました✨