ヲタク、しんどみと楽しみが同居しがち

最遊記ゼロインショックが未だ尾を引いてる10です、どうも。
新たな推しと出会い、その推しに日夜情緒を狂わされ、財布の紐を消し飛ばされ……
とても楽し苦しい毎日を送っております、わぁーい!!!

ちょっと前までネジ兄さんと騒いでいた私はどこへやら。

というのも私、あんまりキャラに嵌まると、その中の人が出演されてる他作品に手を出す習性があるんです。
で、色々探した結果、つい今年放送された「最遊記RELOAD-ZEROIN-」に手を出しまして。
主要キャラなので出番の多さは言わずもがな、何よりも話が進むにつれて彼の葛藤を垣間見ていくんです。
それがもうしんどいのなんのって……ッ!!!

彼は「死んだ魂を別の死んだ生き物に移し替える」という特殊な蘇生術を持っていて、この力を使って妖怪を殺し、人間を蘇らせて回っていました。
しかもその蘇生術で蘇らせた相棒と共に三蔵一行が旅をする異国の地までやってくるんですね。
「妖怪を滅ぼし人間を救済する」という大義名分を引っさげて。
けれど三蔵一行と関わり、その道中で人間とよく似た「心」を持つ妖怪を目の当たりにしたことで、彼の価値観が段々と揺らいでいくんです。
中でも妖怪の社会的立場を利用して私腹を肥やす連中の姿は、衝撃的だったんじゃないかなぁ。
物語序盤は悠然とした物腰で散々一行を呷っていたのに、後半になるとその不遜な笑顔が消えてるんですよね。
時々挟まれる彼の過去とも相俟ってしんどさ100倍です。

で、物語は終盤へ。
恐らく黒幕と思しき僧侶と三蔵とが邂逅を果たします。
そして明かされる、彼の蘇生術の絡繰り。
まさか滅ぼすべき存在の力を無意識に使っていただなんて、誰が思っていたことでしょう。
繰り返し視聴すれば「だろうな」と納得するんですが、初見だった私には衝撃的でした。
めっちゃ息吸っちゃったよね……
やがて蓋をしていた記憶が蘇り、彼の中に巣食っていた妖怪が目を覚まします。

このときの役者さんの演技と言ったら……!!!!!!!!

元々彼の役って関西弁(京都訛りの方)のキャラだったんですよ。
で、顔を出した妖怪くんも同じ関西弁なんですが、こっちは大阪訛りの方らしく……
ナント、一人で2種類の関西弁を話していたんです。
私演技について全然詳しくないんですが、それでもイントネーションとかアクセントとかが微妙に違う方言の使い分けがめちゃくちゃ難しいってのは何となくわかります。
だからこそ、キッチリ明確に人格の交代が耳だけでわかるように演じられていて、本気で鳥肌が立ちました。
思わず再生止めて呻いちゃったもん。

クライマックスでは、役者さんのコメントにもあった通り、喜怒哀楽のオンパレードでした。
というか、怒と哀の振れ幅が激しすぎる……
視聴していた自分がキャラクターの感情に引っ張られてしまう位には凄かったです。
元々引きだしの多い方なのは存じていましたが、どこか体当たりにも感じる血を吐くような演技を、よもやベテランの役者さんから聞けるとは思いもしませんでした。
最終回の、ふたつの「泣き」の演技は、キャラクターの内面を繊細かつ鮮明に表現されていて、思わず目頭が熱くなりました。

まだしばらく例のシーンはヘビロテする気がしますが、どうか生温かい目で見てやってくださると嬉しいです。
そしてあわよくばゼロイン視聴までしてくれると尚嬉しいです。
私は原作未読で沼りました。
皆さんもどうぞ沼ってください!!!

さてさて、今後のイベント予定について。
10月10日の「ジェネタイ4」に参加します。
前回はアンソロのみだったので、今回はちゃんと新刊を出したいなぁと考えておりまして……

藤亮です。

藤亮本を出したい……
妖怪パロなんて誰得な話を思い付きまして、2日前にその導入をTwitterに上げました。
「こんな感じのお話にする予定です~」ということで、よかったら読んでみてください。


そして、参加するイベントの概要はコチラになります。
まだまだ受付中とのことなので、GX好きの方はぜひぜひ参加を検討してみてくださいね!


それでは、拍手ありがとうございました!
いつも励みになります!