ご無沙汰しております。
別にリアルが多忙とかメンタルが死んでるとかではないのでご安心を。
あ、でもリアルの多忙はあながち嘘でもないか。
まぁとにかく元気です。
最近めっきり更新が止まっているのは、単純に書く時間を確保していないからなのですが、何よりも今は混迷期に入っておりまして……
つまるところ『自分の文体が気に入らない期』に突入してしまっているんです。
ネタ自体は思い付くので、何も浮かばないスランプとは少しニュアンスが違いますかね。
小話を綴り始めてから何度かそういう状態に見舞われたのですが、いつもどんな風に脱したのか記憶にないんです。
毎度ふらっと森に迷い込んだかと思えば、ふとしたときに出ているといった具合で、本当に厄介なものです。
そして頻度も全く高くないことからデータも少なくて少なくて……
解決法の見付からない今は、ひとまずインプットの時間を確保してみようということで、先日は古本屋さんで短編集を買いました。
短編集、好きなんですよねぇ。
著名な作家さんの物語を手軽に読める点もそうなのですが、一番は複数の物語を一冊の本で一遍に摂取できる所でしょうか。
本来ならシリーズ物や一冊完結の長編を読んだ方がいいんでしょうが、私自身読書時間に激しい波がありまして。
一箇月で平均一冊もいかない程度の読書量なのです。
字書きとしていかがなものかとは常々考えている次第ですが、そこに体力を回すのって中々に大変なんですよね。
通勤も歩きなので本なんて読める訳もなく、大体は寝る前の数十分を気が向いたときに使うって感じです。
なので、その数十分で読み終えられる短編集ってとても都合がよくて、しかもたくさん読んだ気にもなれて、それで好んで買っています。
現在は赤川次郎氏の『踊る男』という書籍を読んでいます。
超絶短編集なので、収録作品はなんと33。
『僕』と『彼』がバーの一角で奇妙な『彼』の知人(友人だったかな?)について話を聞くというもの。
二人だけに焦点を絞っているのでサラリと読みやすい印象です。
余計な描写をガッツリ削っているのに、きちんと場景が浮かんできて、やっぱりプロって凄いなぁと舌を巻きました。
本当に短いお話を書くときは、必須となる場面描写さえしっかりしていれば他は削っても大丈夫なんですね。
私の話が重くて長いのは、きっと背景の書き込みに気を取られすぎて脱線してしまうからなんだろうな。
書きたい場面は浮かんでいるのに前振りを膨らませ過ぎてしまって一向に辿り着かない。
その理由は、ついつい寄り道してしまう性分に寄るのでしょう。
背景書くの好きなので……
こんな感じに絶賛迷子中ではありますが、フリートに上げているネタの方向性がようやく定まりそうなので近い内にお見せできるかと思います。
書けないときはじたばたせず、距離を置いてみたり、インプットの時間を意識的に確保したりするなどして普段とは別の角度からアプローチをかけてみます。
なるべく早く出口を見付けて、原稿作業を進めたいので。
十亮本は恐らく3月以降には取りかかれそうです。
公式との解釈ダービーに勝つべく、5月入るまでには完成させたい……!
参加するイベントもないので通販先行になるかと思いますが、その際はまたお知らせしますね!