日: 2021年1月24日

1/23 フォームお返事

牡蠣フライ さま

先日はフォームにてメッセージをありがとうございます。
そして、リクエストSSが無事に届いたようで安心しました。
感想を送るのに大変な勇気を要したかと思います。
そんな中、とても濃密かつ素敵なメッセージをいただきとても励みになりました。
返信不要とのことでしたが、どうしてもお礼を申し上げたく僭越ながらしたためさせていただきました。

まず、筆致に関してお褒めいただき光栄です。
GXにおける人物の多くは私の中で思い入れが強く、より深く掘り下げた描写がしたいと常に考えておりました。
そのため、メッセージにて頂戴した丸藤亮の要素が私の表現したかったことそのものでとても安堵いたしました。
『さよなら、オペラ・セーリア』の蛇足もお読みくださってありがとうございます。
本文を軸に考えると後付けのタイトルになるのですが、割に気に入っているので牡蠣フライさまに萌えていただけて恐悦至極に存じます。
また、オフ本以外にもweb上の散文たちにも目を通してくださってありがとうございます。
作者の特性上明るい話を書くことがそれほど得意でないため、筆を進める度に「これは本当に面白いんか?」と頭を悩ませることも少なくありませんでした。
こうして「温かい」や「かわいい」と感想を頂戴したことで自信がつきました。
このまま書いていきたいと思います。
猿山についても、気に入っていただけてありがたい限りです。
彼には私自身特別な思い入れがありまして、65話で鮮烈な初登場を果たしたにも拘わらず83話では早々に退場してしまいます。
その間にヘルカイザーとの間でどんな遣り取りがあったのか、そして地下で彼らはどんな生活をしていたのか大変に興味があり、性癖的にもかなり美味しい立ち位置ということで彼視点のお話を書いてみました。
『GX』の世界では名前の付いたモブであっても『丸藤亮』の世界ではその後の人生観が変わるほどの重要人物であると解釈しているので、猿山に対し『一人の人間』を感じていただけたことは書き手冥利に尽きる次第です。

そしてジェネタイでは勇気を出していただいて本当にありがとうございました。
メッセージを送るまでに相当な葛藤があったかと思います。
少なくとも私はFF外でも気にしないので、もしまたご縁があればメッセージなどいただけると嬉しいです。
猿山の話に戻りますが、例えば私が猿山の立場になって考えたとき、ヘルカイザーに対しては不安を覚えたんです。このまま放し飼い状態にして大丈夫なのだろうかと。
浮世離れしているし、放っておいても勝手に歩いていきそうな雰囲気もあるのですが、どうしてか世話を焼かなければならない気がする。
その理由は彼らとの間に『マネージメント契約』があるからなのですが、私にはどうしてもそれだけじゃないように感じたんですよね。
私は猿山のことを『アングラビジネス歴の長い敏腕マネージャー』と評しているので『明月を喰らう』や『腐り月』については、あのように気配り上手な立ち回りをさせてみました。
その後の結末は牡蠣フライさまの仰る通りマネージメント対象から棄てられてしまうのですが、きっと彼のことです。また新たな獲物を見つけて粛々と役割を全うしているのだと思います。

とんでもないです。
愛と興奮に満ちた読み応えのある文章をありがとうございます。
今後もしあのような企画を催した際には、またリクエストいただければと存じます。
そしてまた牡蠣フライさまの中の勇気が背中を押しましたら、私に限らず(一言だけの短文でもよいので)ありのままの気持ちをお伝えいただければ幸いです。
私も牡蠣フライさまのメッセージのお陰で、もっといろんな角度から丸藤亮の世界を掘り下げてみたいと意欲が湧きました。
ご縁があればまたお目にかかれたらと思います。
改めまして素敵な感想、およびメッセージをありがとうございました。
寒さが厳しくなって参りましたので、お風邪など召されませんようご自愛ください。