丸藤 翔

【人格タイプ】
想像型、信念型、反応型、思考型、感情型

●想像型
 他人の欲求を優先、想像力豊か、自分の殻に閉じこもる
●信念型
 慎重、信頼を求める、決めつけるように話す、表現が大袈裟、よそよそしい態度、姿勢の硬直
●反応型
 ふざける、子供っぽい、キーキー声、前のめり
●思考型
 責任感がある、姿勢が真っ直ぐ、緊張した口元、TPOを重視
●感情型
 思いやり、調和を好む、感受性が高い、人間関係を重視、感情が表に出る、気遣い、優しい印象、感情と現実の区別が付かなくなる場合がある

中でもドライバーの「(人を)喜ばせよ」「強くあれ」「努力せよ」はより強力にかかっている。

相手に与える場合のストロークはそれなりに適切のように感じる。
ただし相手から受け取る場合は逆で、必ずブレーキやディスカウント(値引き)が入る。
そのせいで、慢性的なストローク不足である。

【禁止令】
「愛着を感じるな」
 兄に対する強いコンプレックスから、自分の能力を十二分に発揮できていない。
 特に1期が顕著で、7話にて十代のタッグパートナーに決まったのにも拘わらず何度も逃げだそうとしている。

「欲しがるな」
 この禁止令は常時発動しているわけではないが、時折自分の意見を他人に譲る場面が散見される。
 特に十代と亮に対してはその態度が顕著。

「離れるな」
 彼の周囲には必ず依存対象がいる。
 具体的には1~3期は同級生である十代を「アニキ」と仰ぎ、異常に慕う。4期は兄との和解を期に同じ人生を歩もうとする。

「見えるな」
 レギュラーにも拘わらず影が薄い。誰かが前に立っているとき、まるで隠れるかのように後方で立っていることが多い。
 また自身の能力をディスカウントする傾向も強く、授業中に教師に当てられた際に上手く答えることができなかった。

「重要であるな」
 責任ある役割(7話のタッグデュエルや56話の胡蝶蘭戦など)に立つとパニックに陥る。
 「どうせ僕なんか」という科白が多い。

「するな(自分の人生を生きるな)」
 パワー・ボンドがデッキに入れられない。入れようとすると、過去に「封印する」と言った兄の声がフラッシュバックする。 
 「どうせ上手くできない」のような思考が強く働いている可能性大。

「成し遂げるな」
 幼少から最後の詰めの甘さによって失敗するケースが多い。土壇場で逃げようとするのはそのせい。
 7話や10話、11話でプレイングミスを指摘されるのもこの禁止令から。

「成長するな」
 見た目や態度でよく見られる子供っぽさはこれ。場合によってはデッキテーマも該当する可能性あり。
 拗ねる、いじける、責任ある立場につくことを恐怖するのは代表的な特徴である。

自我状態は基本的にCだが、これは同期に対して。
兄に対してはACが強く働いている。自分自身に対してはCP。
Aはあまり適切に働いていない。

交差交流が多い。中でも兄とのやり取りでは相補交流は皆無であるため、Aで投げられたボールにも拘わらずCで投げるケースがある。
ただし、同期組とは比較的健全な交流をしているように見える。

脅迫観念が強い。特に兄との過去が制止画的に再生されるシーンが見られたため、人生脚本に相当の影響を受けていると思われる。

時間の構造化については「引きこもり」「儀式」「活動」「雑談・気晴らし」「心理ゲーム」と、全て見られた。
中でも「心理ゲーム」ついては物語上掘り下げられていないが「イエス・バット」があった。
印象的だったのは「活動」で、95話冒頭のデュエル三昧からドライバーも併発していないか少々不安だった。